みなさま、こんにちは
神戸・芦屋☆西洋占星術師のmanaです
今日は冥王星の移動のお話。
今年の3月に山羊座から水瓶座へと移動した冥王星。
冥王星の移動は2008年以来でしたので、久しぶりの星座移動でした。
動きがとてもゆっくりなのですね。
冥王星は根底からの変容を促す星ですが、水瓶座に入った冥王星は水瓶座の意味するところを徹底的に強調し、長い時間をかけて最終的には変容へと促します。
詳しくは、3月に冥王星が移動したときの記事を参考にしてみてください
しかしそんな冥王星ですが、5/2から逆行を始めていました。
通常、星たちは前に前に進んでいくのですが、時折、これはあくまでも地球上からの見かけ上でのことですが、逆向きに戻っているように見える期間があるんですね。
それ自体は珍しいことではなく、しばらく逆行する期間があり、どこかのタイミングでまた前に進み始める。
そうした行きつ戻りつを繰り返しながら少しずつ前へと進んでいきます。
その逆行中の冥王星は11日、そのまま一つ前の星座である山羊座に戻ってきます。
10月には順行になりますが、年内はそのまま山羊座を運行します。
水瓶座の冥王星といえば、やはりテクノロジーの世界に大きな変容をこれまで以上にもたらすと読めるわけですが、すでにChatGPTとかすごい勢いで話題になっていますし、AIの進化を実感することがとても増えましたよね。
こういった最新の技術が私たちの世界を大きく変えていくことは容易に想像できるわけですが、それに対してはいろんな意見が出ていますし、開発した企業などが自らAIの脅威についての声明を出したというようなこともあるようですし、
「便利だからどんどんやっていこう」
という雰囲気だけではありませんよね。
技術の進歩を止めることは出来ませんが、その扱いには慎重にならなければいけないという認識は広がっています。
それに伴い、問題点とかいろいろ語られ始めている今はいかにも「立ちどまって戻る」逆行期間ぽいともいえますし、
なんなら一つ前の山羊座に戻ることで、スピードちょっと緩めて改めて議論をちゃんとしておこうよ的なムードと合致するなぁと思いながら眺めています。
水瓶座の冥王星といえば、もうひとつ「平等意識」の変容というものがありますが、このところ人種とかジェンダーとかそういったものを超えて平等な社会を、という声はますます高まっていますが、
実際には国家のルールとかそういったものは追いついていないようですし、ある意味むしろ後退すらしているような印象もあります。
これも、逆行してもういちど山羊座に入ることに重ね合わせて見えるなぁという感じ。
山羊座は「伝統」「古い習慣」「国家」ですしね。
新しい時代にはすんなりとは移行できないもの。
行きつ戻りつしながら変化していくということなのでしょう。
ましてや冥王星は特に動きの遅い星で、時間をかけて根本から変容させていく星ですからなおさらですね。
今、時代の過渡期だなぁと思わされます。
私たち自身もそれぞれ個人的な意味で、2008年に冥王星が山羊座入りした頃から経験しているなんらかの「変容」をそろそろ卒業していくタイミングなのですが、この水瓶座と山羊座を行きつ戻りつする今年から来年にかけてがその過渡期ということですね。
個人的にも、この15年くらいの間でずっと温めてきたことを、冥王星が水瓶座に移動した今年の春、初めて実行するための一歩を踏み出しました。
しかしすぐに完了というわけにもいかない事なので、今年から来年にかけてはまだまだ足踏み状態です。
5月に逆行し始めたころから少しもどかしさの方が勝ってきていますが、まぁ逆行中ですから
もともと長期的なスパンで考えていたことなので仕方ないですね。
冥王星は地下の奥深いところでなんらかの意識が変わっていくような意味合いがありますから、実感がない人の方が多いかもしれません。
でも見えない深いところでは必ずゆっくり変化していることがあり、それは時間のかかるものなので。
今年から来年にかけてはそれが何かをやっと実感し始める時に来ているといえます。
世の中の空気が変われば個人の意識も変わるし、その逆もあるし。
ついでに言うと、5月に木星が牡牛座に入りました
天王星もここ数年牡牛座にいます。
冥王星は山羊座
牡牛座も山羊座も「地」のエレメントに属する星座です。
実質的、具体的。堅実。
という「地」のムードが強くなる2023年下半期なのです。
なにをするにしても、勢いだけで行くのではなく、地道にある程度時間をかけること。
すぐに結果が出なくても一喜一憂しないで出来る事を積み重ねる。
あとできちんと形になることを実感できるはずです。
今年後半はどの星座の方もそういった実直な歩みを心がけるといいですよ
「2023年下半期の運勢」動画も残すところ「水瓶座」と「魚座」だけになりました。
本日「水瓶座」を公開予定です。
それ以前の星座の方も、よかったらご自分の星座の回をご覧くださいね
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